生涯資格の選び方

いつも倹約しんちゃんのブログを読んでいただきありがとうございます。

不況が続いていますが、ハローワークという愛称で呼ばれている職安(公共職業安定所)には仕事はあります。

ただ、自分に向いた職業を求めても年齢制限や経験を問われると選択肢が狭まります。

経験といっても目に見えるものと見えないものがあり、目に見えるものとして「資格」があります。

「検定」でもどの程度の能力(レベル)を有しているかの基準となるので、在学中にも受験機会が用意されています。

 

資格や検定を受験する前に「将来なりたいもの」を設定しますが、幼いころは「ケーキ屋さん」というのが私が見た将来の夢の職業でした。

そのころに語る夢は「ケーキが毎日食べられる」といった基準だけで設定したもので、下積みの苦労などはまったく考えていませんでした。

私の最初の受験は高校入試でしたが、遅くても高校に進学を考えるまでにある程度の将来設計が必要でした。

親御さんの意向もあって、中学校へ進学する時点で受験をしていた同級生も居ました。

子供の教育って親御さんの取り組みというか、支えによって大きく結果が違ってきます。

親が子の勉強に付き添って教えるだけでなく、塾や家庭教師といった理解を早めてくれる人をチームに入れています。

試験を受けているときのチームワークは「カンニング」という反則行為になりますが、受験のための準備で作るチームワークは問題ありません。

 

家庭の経済的な問題で私には受験勉強を手助けしてくれるチームを作ってもらえず、完全独学で高校受験に臨みました。

「完全独学」というとものすごいガリ勉をしたかのように聞こえますが、勉強を教えることができない親から放置された気分気ままののんびりな勉強スタイルでした。

高校受験を控えている中で塾に通っていない人は指折り数えるほどで、もちろん成績の順位は下のほうです。

90点でも取れれば満足できそうなものですが、塾に通っている人たちは100点を取るのが普通でした。

1問を間違えただけでも悔し思いをしていたようで、複数の科目で上位の人たちが争っている状態でした。

高校に進学しても1クラス40人の生徒がいる中で10番以内に入るのでさえ大変なことで、私はずっと不動の11番の生徒でした。

結果発表で10位までの生徒の名前が呼ばれますが、いつも11番だった私は「次点○○」と特別に呼ばれるような残念な生徒でした。

在学中はこのような普通学科での順位争いをしながら、国家資格や検定を受験していました。

このころは資格や検定の受験勉強に使える時間は限られていて、部活は柔道で帰宅も遅かったです。

 

在学中に受験した資格や検定がありましたが、検定は全て合格できましたが国家試験は1つだけしか合格しませんでした。

それが前にアメブロでお話しした「第二種電気工事士」の試験で、実技試験だけがどうしても点が足りなくて不合格となっていました。

 

これまでにいろんな種類の資格や検定を受験してきましたが、それぞれの試験に合わせた作戦が必要であることがわかりました。

それ以前に大切なことは、自分にとって必要な資格や検定を選ぶことだと思います。

資格や検定に合格して免状や賞状をもらっても、良い経験や勉強にはなってもそれらがすべて役に立っていません。

転職の機会が多い現代では、目指した職業を離れて異業種に転職する機会があります。

強い志を持って次のステップとして転職するのであれば良いのですが、勤め先の業績不振で離職せざるを得ないケースもあります。

 

後者のケースで離職せざるを得ない立場になった時の助けになる資格や検定を選ぶことが第一となってきます。

その次の選定基準は「合格までに要する時間」で、私は年間の試験回数が少ないものを優先しています。

資格の中には数日通って最終試験を合格することでもらえるものがあります。

そのような資格は必要になった時に受験(受講)しても間に合うので、私は後回しにします。

年に1回や2回の試験のものを優先して、毎月試験(講座)が実施されているものは後で良いと今でも感じます。

ただ、職を探している時点で必要とされている資格があった場合、その資格を持ってなければ条件を満たせません。

就職先を探すときはどのような資格が望まれているかを一緒に調べて知っておくことが大切です。

 

あと、案外よくある話ですが…好条件の求人を見つけてからご家族と相談される方が居ます。

可能であれば自分にとってどのような条件を満たせば求人に応募するのかを事前にご家族と相談を済ませておいてください。

家族との相談が必要な人とそうでない方で応募タイミングが大きく変わるので、この準備ができていないと好条件のお仕事を逃してしまうことになります。

 

最後に私が生涯資格として持っておくと良いと感じる資格は2つ。

「危険物取扱者・乙種第四類」と「第二種電気工事士 」です。

選んだ基準は私生活にどれだけ身近な存在であるかということと、本職を見つけるまでの繋ぎで活かせる点です。

そして、受験資格に制限が無いこともお勧めする理由のひとつです。

 

「危険物取扱者・乙種第四類」 の受験申込数は多いのですが、実際に受験に来られない人数も多いです。

これが試験の合格率を悪化させている原因なのではないかと考えています。

ガソリンスタンドにお勤めの方が多く受験されていて、制服のまま会場入りされていることも多いです。

ひとつ下に「危険物取扱者・丙種」がありますが、これは指定危険物を取り扱えるというだけの資格です。

無資格者への立会いや危険物保安監督者になることはできないという点が大きな違いです。

雇う会社側としては保安監督者を任せられる人材を望むと思うので、乙種第四類の受験をお勧めします。

私が実施に使用して合格したテキストはこちらです。

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感想(0件)

 

「第二種電気工事士」 は一般家庭のAC100Vの電気配線をするために必要な資格です。

コンセントやスイッチを増やすような簡単な工事にも、この資格なしには作業することができません。

最近多いのは、蛍光灯をLEDに変更する際に電気工事士の資格の有無を表記している製品があることです。

結線作業自体は特に難しくないのですが、国としては正しい知識を持っていることを証明するものを必要とします。

配線ミスで事故を起こす原因に繋がるということが主な理由で、防災面からも規制する必要があるからです。

電気工事士は仕事に慣れてくれば日雇いの仕事をさせてもらう機会も作れ、一石二鳥な部分がお勧めな理由です。

ただ、この世界は電気工事専門のお仕事に本格的に入るとなると大変なことも多いです。

天井裏に入るだけでなく、電線を地下埋設するために土木のような作業までこなす必要があります。

この資格を持って作業するときに感じることは、危険物取扱者第四類のような監督業務で済むお仕事がいかに楽かということです。

電気工事士を監督できる第三種電気主任技術者(通称:電験三種)という資格があります。

電気の司法試験などといわれていて、大変難しい試験で私も未だに合格できていません。

この資格の攻略法もご案内できるような立場になりたいものです。

 

余談ですが、パソコン検定の必要性について書いておきます。

自分のパソコンスキル(実力)を証明するものとしてMOSなどの検定合格を目指すのは良いことだと思います。

ただ、企業側の考えとしてはWord(ワープロ),Excel(表計算)ソフトは時代背景からも扱えて当たり前としています。

パソコン検定合格程度の実力では基本的な事しかできず、実際に求められる業務をこなすには更なる勉強が必要です。

 

[まとめ]

受験資格の制限を受けない検定や資格を受験対象とする。

取得しても知識として無駄にならない生活に密接に関わっているものを選ぶ。

受験機会の少ない試験から挑戦する。

 


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