【重要】電動格納式ドアミラーが原因不明の故障
この度、アメブロで投稿してきた記事を整理しながらココで投稿することにしました。
皆さんの関心が高いものから順に投稿していこうと思いますので、こちらでも宜しくお願いします。
2014年1月30日に自動車メーカーのスズキ自動車の公式サイトで発表されていた「ワゴンR他 アウトリヤビューミラーの保証期間変更」についての詳細記事です。
アメブロで3回にわたってご紹介させていただいたものですが、投稿以来ずっとアクセス数が上位です。
対象車種はスズキの軽自動車「ワゴンR」、「パレット」、「アルト」、「アルト ラパン」、「MRワゴン」、「セルボ」、「ジムニー」、「エブリイ」および小型車「スイフト」、「ソリオ」、「SX4」、「ジムニーシエラ」の電動格納機能が付いているアウトリヤビューミラーです。
何が起きているのかと申しますと、電動格納機能に異常が起きるとその後の開閉が不能になるものです。
私が実際に経験した症状は、ミラーを格納させたときに駆動させるギヤが外れて延々と格納動作し続けて止まらなくなります。
格納された状態でモーター音が鳴りやまず、エンジンを停止させてようやく動作が止まります。
しかし、再度エンジンを始動させるとドアミラーのモーターが再び延々と動作して止まりません。
メーカサイトでは以下のように使用者の過失で起きうるような表現がされていますが、私の使用範囲で「回転方向以外の強い力」が加わったことはありません。
「アウトリヤビューミラーの内部部品が破損」は部品は、設計上の問題で起きているものと思っています。
■内容
電動格納機能が付いているアウトリヤビューミラーにおいて、回転方向以外の強い力が加えられて折りたたまれると、その後の使用過程において、アウトリヤビューミラーの内部部品が破損し、電動での格納及び展開操作ができなくなるおそれがあります。
電動格納機能付きドアミラーは左右のドアに付いていて、不具合を起こすタイミングに違いがあります。
私の場合は最初に右側のドアミラーで不具合が起きて、約10ヶ月後に左側のドアミラーで同じ不具合が起きました。
最初に不具合が起きた時点で左右同時に交換してくれれば良いのですが、不具合が起きてからでないと交換してもらえませんでした。
結局、時間差で左右の電動格納式ドアミラーが壊れ、その度に自動車整備工場に持ち込む対応が必要になりました。
自動車ごと整備工場に預けることになるので代車を出してもらえますが、勤める会社の駐車場が登録制なので手続きなどの対応まで必要となりました。
最初のトラブル発生時は修理費は工賃を含め全額自己負担の方向で処理が進んでいましたが、整備工場の方が調べてくれた結果… リコール情報があって、保証期間延長措置がされていました。
【従来の保証期間】 「新車登録日から3年間。ただし、その期間内でも走行距離6万kmまで」
↓
【変更後の保証期間】 「新車登録日から10年間。ただし、その期間内でも走行距離10万kmまで」
対象車種は多くて車種ごとで異なりますが、平成15年9月11日製作車体から平成23年8月8日までのものとなっています。
この記事、または私が過去に投稿したアメブロの記事をご覧になった時点で保証期間を過ぎている車種もあると思います。
新車で購入された方は対象車種に該当しているか分かり易いのですが、中古車として購入された方には更に分かりにくい情報となっています。
もし、実費で修理をした時の金額を調べていましたが、部品の値段は約22,000円で工賃が3,000円程度との見積もりでした。
25,000円の出費は家計に与えるインパクトは大きいので、なんでもご自身で修理をされてしまう方は注意が必要です。
こちらの写真は実際にミラーを交換した時に取り寄せられた部品です。
交換が完了したときの写真です。
リコール情報は日常生活の中で知る機会は少なく、新聞の紙面に載るか車検時に知らされる機会がある程度です。
愛用されている自動車で不具合が起きたときは、ディーラーに持ち込むと同時にメーカーサイトのリコール情報を調べる習慣をつけておくと良いかもしれませんね!
この時はクレーム扱いでの交換で対応してもらいましたが、車検証のコピーと車体番号の写し、走行距離の情報が必要でした。
車体番号はボンネットを開け、車体番号の金属プレートに紙をあてて鉛筆で全面をこすって転写させます。
交換作業も無償で対応して頂けるとのことでしたので、簡単な作業ではありましたが全てお願いしました。
外した不具合品はメーカーへの返送の指定は無かったようですが、クレーム対応ということで返送を前提に回収となりました。
回収が無ければ現品を分解して、不具合の原因となった個所の写真を掲載出来たのに残念です。
部品の取り外しは、ドアの内貼りを剥がしてからコネクターを外します。
こちらの見えている2箇所のねじと黒い丸型のカバーに覆われている1点のネジを外します。
コネクターと3点のネジを外したところです。
扉の外側のミラーのすぐ下についているカバーを外すとミラーも外れます。
カバーの裏側の写真ですが、3箇所で保持されていることが分かります。
ミラーと外側の扉とが接触する部分です。
コネクターの周りを緩衝材が覆っているのが分かると思います。
左右にネジ穴と位置決めピンがあります。
下側にもネジ穴があります。
車体から見て外側になるミラーの側面部分の写真です。
この上から先ほどのカバーが覆いかぶさります。
ミラーが開閉する際、回転軸となる部分の真下から見たところです。
見えている3点のネジを外すと。ミラーの本体と土台が分離します。
この部分を分解しても特に意味はありません。
モーターを取り出そうとするときは、鏡自体を外してあげないとこれ以上の分解ができません。
腕に覚えのある方なら部品だけを個人で取り寄せたり、オークションで中古品を入手されて解決されることと思います。
このような不具合が公表されないままになっているので、同じ不具合を抱えていてこの記事にたどり着いた方は早めのディーラー対応をお勧めします。
多くの方が問い合わせることで、メーカとしても誠意ある対応をしてもらえると思っています。
今回の代替品の手配も迅速だったので、2日で問題を解決することが出来ました。 代替部品自体は問い合わせた翌日には整備工場に届いていたようです。
対応が早いですね!